2008年7月10日木曜日

チームなんとかからのチームMETRO

今回「自己成長する科学館」という課題に取り組むにあたって、
私はチームなんとか改めチームMETROの一員として活動しました。
その反省と改善について。


まず、
今回の発表が府大戦という
体育会に属するものにとっての年間行事、つまり一大イベント中に
執り行われることになってしまいました。
それも運悪くアウェイの年に。
しかもうちのチームは3人中2人が体育会所属だったので、
当日の発表はたった1人で。という事態に陥ってしまい、
本当S氏には感謝しても仕切れないくらいの気持ちでいっぱいです。

なので、リアルな当日の様子はわからないのですが、
みんなのブログとかいろいろなところから察するところによる、
ワークショップレポとさせていただきます。

まず反省点は表現力がまだまだ未熟すぎた、というところが大きいです。
何を隠そうビジモで映像をとったのは私です…。
使われてたでしょうか…?
作り始めたのも遅く、操作もままならぬ状態で、
わかりやすさのために作ったのに、余計わかりづらくなっていたら申し訳ないです。。
イメージを形にすることの難しさを改めて痛感しました。
あと、詰めの甘さでしょうか。
何でこれが必要なの?何のために?
といわれたときに確固たる回答を用意できていなかったかもしれません。
それは話し合いの時点でも露呈していたことだったのですが。

今回、私のやったことといえば
主に発案でした。
私はこの課題のコンセプトが、内側と外側のつながりを作るというところにあると思っていたので、
まず、内側の“声”を外側に届けるということ、
それによって現場の楽しさや雰囲気を臨場感を持って知ることができるのではないかと考えたからです。
ここで、外から何か内側へのアクションはないのか、ということが議題にあがり
チャット、文章などではなく、
その場の“声”や映像をパソコンで聞いて見ているという立場を
“目”に置き換えて現場に表示したらつながりを持たせられるのではないかと考えました。
見ている人の数だけ“目”があるというのは何か新しいんじゃないかと。

あとはビジモで箱の中を浮遊しているようないないようなの映像を撮りました。


ここで、発表を踏まえての提案・改善をするために
S氏からいただいた当日受けたコメントを引用させていただきます。


 仮想空間化する意義がわからない。(HPのボタンと何が違うのか)
わかりやすさ、いじってみたいと思わせるという狙いからそうしたのですが
(最初は真っ暗い中を進んで行くと、さまざまな場所の音、声が聞こえてくる。というものにする予定でした)
科学っぽさをインターフェースのようなものだと据えすぎたかもしれません。
あるいはセカンドライフのような忠実な擬似空間だったほうがよかったのかなとも考えます。


 仮想や疑似空間というより、ヴァーチャル空間と訳した方がいい。
ヴァーチャルの捕らえ方に科学的な見方とはずれがあるのかもしれないです。
そこにあってないもの…??

 広告や宣伝という形は、M館の活動のモチベーションにはならない。
確かに一般企業ではないことを考えると方向が違ったかもしれないですね。
科学の普及や、科学により触れてもらうこと…ではまだ足りないでしょうか。

 口コミをそのまま広告にするのは難しい。
マスコミは口コミに入るでしょうか…?
こういう面白い試みをなされている、ということが少しずつ知れていけば
テレビで取り上げられ、知ってもらう機会が増えるのでは。
ただ、マスコミ頼みというのでは広告にならないと思うので
やっぱり、興味を引く特別展示を行っていく中で、
今回の課題のような取り組みに触れてもらって知名度を上げることになるでしょうか。。。

 声をつかった提案は面白い。
現場の声を聞けたら、本当の姿が知ってもらえると思ったので。
雰囲気を伝えるには声、音を使うのがいいと思いました。

 問題点発見は良い。ただ、本質をもっと深く考えてほしい。
やっぱりまだ、現実的にプロジェクトを進めていくための経験も技術も足りないと思いました。
まずは、詰めて考えること、シビアに客観視してみること、からやってみたいです。

 プレゼンの資料をもっと詰めて。
資料作りも同じく。

 話の展開が飛躍しすぎ。
やりたいことが先に出てしまったかもしれないです。
他の課題でも経験のあることなので、もっと順序立てをしっかりしたいと思います。

 科学コミュニケーションに視点をおいてほしかった。
科学コミュニケーションの理解がまだ足りない気がします。
コンピュータやネットを使えばそれで科学コミュニケーションなのか?
他の方が、もう少しアナログで先進的な…みたいなことを書いていたので
単に新しいデバイスを使うのではないコミュニケーションを考えるところからやるのがいいかと。


なんだか、ひたすら反省文を書いたようなレポートになってしまいましたが、
このようなプロジェクトはやってみないとわからないことが山ほどあって、
いい経験になったと思います。

とりあえずここまで。

1 件のコメント:

HIdenori Watanave さんのコメント...

おつかれさまでした。

まず府大戦の件は渡邉も認識不足でした。と同時に、早めに教えてほしかったかも。何か対処できた可能性もあるからです。結局K原くんから「口頭で」聞くまで知らなかったので。こういう連絡こそメールでさくっといきましょう。

内容について。そもそもの国立の機関だし「宣伝」「広告」となるとちょっと違うのでしょう。バナー一発はるのとどう違うのか、という話もあり。実際いまasahi.comのトップに翼竜展のバナーが出てますが…。

そもMRI館の(展示)内容=「科学」を伝えるために「科学コミュニケーター」がいるわけですが、その助力にもなる「自己成長するi-Miraikan」というストーリーが描ければよかったのかも。

参考:
http://scicom.jp/science-communication/index.html

リストアップされているサイトより。

”科学技術コミュニケーターとは,科学技術の専門家と一般市民との間で,科学技術をめぐる社会的諸課題について双方向的なコミュニケーションを確立し,国民各層に科学技術の社会的重要さ,それを学ぶことの意義や楽しさを効果的に伝達することができる人材です。”

さて、プレゼン日に全員揃わない、という状況も社会では当然あり得ます。このチームは(外からみる限り)欠席メンバーたちによるScio氏のフォローは出来ていたように見えますが。こういうアクシデントはいつでも起こり得るものなので、その対処の訓練にもなったかも知れません。今後に期待してます。